誕生日について思うこと

誕生日は、人によって嬉しい日であったり、待ち遠しい日であったり、また、やってきて欲しくない日でもあったりする。自分の幼いころはいつも早く「大人」になりたいと思っていたせいか、誕生日を待ち遠しく感じていた記憶がある(いざ「大人」になってみると、昔、思い描いていたような人間になれているか疑問ではあるが)。
 
人は生まれると同時に「誕生日」をもつ。一方で、その「誕生日」をどう感じるかは、その人の生まれ育った環境やその時々の境遇によっても変わってくるものだとは思うが、自分は次のように考えている。
 
誕生日を迎えると、前回の誕生日から1年という月日が経過しているのだが、その1年が自分で満足できるようなものであれば、きっと誕生日を喜ばしく思えるのではないだろうか。「早く大人になりたい」と思っているような子供は、どんな1年であれ年齢を1つ重ねるだけの月日を過ごしたことに満足することができるので、誕生日を待ち遠しく、そして嬉しく感じるのだと思う。
 
今の自分は、誕生日をあまり待ち遠しく感じることはない。仮に、「もうこの年齢で出来ることは全部やりつくしたので、早く次の年齢で新たなことを経験したい」と感じることができれば、きっと誕生日を待ち遠しく感じることができるのだろう。今年の誕生日は、少しでも自分で喜ばしく思えるように、色々なことにチャレンジしながら、一瞬一瞬を一生懸命に過ごしたいと思う。

また、そうして迎えることができた誕生日に、他の人からも祝福されることができたなら、それはその人にとって素晴らしい誕生日になると思う。
 

 
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