GIMPについて

画像処理のフリーソフトについて

 
学生時代は研究室の Photoshop などを使っていたが、以後はフリーソフトのGIMPを使っている。ただ、文書作成や表計算ソフトのように頻繁に使うソフトではなく、必要な時にインストールするという感じなので、使い方などもすぐに忘れてしまったりする。ここでは、GIMPのインストールから簡単な使い方までをメモしておく。

GIMPのインストール

 
GIMPの最新版は 公式サイトへのリンク先 からダウンロードする。これは通常版だが、インストール不要のPortable版もある(ダウンロードは ここ から)。
通常版はダウンロードしたしたファイル(gimp~-setup.exe)を実行してインストールする。Portable版は、ダウンロードしたファイル(GIMPPortable~.exe)を実行して、言語(日本語)と保存先(Defaultはデスクトップ)を指定してインストールする(フォルダの中にファイルが展開されるだけ)。通常版は起動するとデフォルトのシステム言語(日本語)で表示される。Portable版は、「Edit」→「Preferences」を開いて、「Interface」→「Language」のプルダウンから「Japanese[ja]」を選択した後にGIMPを再起動すると日本語表示となる。
 
[参考:ポータブル版の言語選択]
language01
language02

簡単な使い方(1)

 
昔の写真の中には、凹凸のエンボス加工された写真(絹目写真)がある。それを電子化(スキャン)した際にはどうしてもその凹凸が白く残ってしまうのだが、これをGIMPを使って目立たなく処理する方法を以下にメモ。

1. 絹目写真を高解像度でスキャン。
2. GIMPを起動してファイルを読み込む。
3. 「フィルター」→「ぼかし」→「選択的ガウスぼかし」を選択。
4. プレビュー画面を見ながら絹目がなくなるように「ぼかし半径」と「最大Δ」を設定。
5. 「フィルター」→「強調」→「アンシャープマスク」を選択。
6. 「ファイル」→「エクスポート」から「ファイル形式の選択」で「JPEG画像」を選択して保存 (以下の参考は、選択的ガウスぼかしは「ぼかし半径3.00, 最大Δ40」、アンシャープマスクは「半径50.0、量0.30、しきい値10」としたもの)。

[参考画像:補正前]
mattfinish_before

[参考画像:補正後]
mattfinish_after

(上の参考画像は、手元にあった古い写真を電子化したときのものである。本当は赤ちゃんの他にも色々親族が写っていたのだが、勝手にネット上にアップするのが憚られたので・・・ 自分(赤ちゃん)ならいいかと一部を拡大したもの。そのため、粗い画像になってしまった。)

簡単な使い方(2)

 
GIMPは画像処理のソフトであるが、簡単な描画もできるので、このブログのプロフィール画像を描いたときのメモ。
 
1. 「ファイル」→「新しい画像」から「幅250、高さ250」として新規作成。
2. 「ウィンドウ」→「レイヤー – ブラシ」をクリックして表示。
3. 「レイヤー – ブラシ」ウィンドウ上で右クリックして「新しいレイヤーの追加」。
4. このレイヤー上で、ツールボックス(「ウィンドウ」→「ツールボックス」)から[楕円選択]をクリックして、適当に楕円形に選択する。
5. ツールボックスの[塗りつぶし]から、適当な色で塗りつぶし。
6. 「レイヤー – ブラシ」ウィンドウの上部にある「透明部分を保護」をクリック。
7. 「編集」→「選択範囲の境界線を描画」で楕円を描く。
8. 3.~7.までを繰り返して、手、足などの各パーツの楕円を作成し、重ね合わせると完成。

profile

先月、プロフィールに何かしら画像を載せようと思っていくつか絵を描いてみたのだが、絵心が皆無であることを再確認できたところで、結局楕円形を組み合わせただけの簡単なキャラクターにした。上の絵は、せっかくなので背景やライトを当てて遊んでみただけである。
 
(GIMPで遊んでいると、ペンタブレットとかあると便利だなぁ、と思ってしまう(楽天市場での「ペンタブレット」の検索結果)。値段も様々(10,000~30,000円?)なので、安いものなら買っても怒られないかなぁ、なんて考えながら、すぐクリックしたくなる衝動を抑えてもう少し色々調べてみたい。)

 
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