データ用HDDについて
PCの記憶メディアとしては、OSを入れているSSDとHDD 2台(うち1台バックアップ)はPCケース内にセットしているのだが、それ以外のデータ保存用のHDDは外付けのケースに収納している。
ウチで使用しているのは4bayのものだが、少し調べてみると、今は5bayのものが販売されているようだった(参考:Amazonでの「裸族の集合住宅」の検索結果)。
このHDDケースとの接続にはeSATAとUSB3.0が利用できるので、ウチではeSATA接続で利用している。手元にちょうどUSB3.0のケーブルもあったので、どちらで接続した方が転送速度が速いのか調べてみることにした。
eSATAとUSB3.0の転送速度比較
転送速度の比較には、最近購入した東芝製のHDD(7200rpm)で「CrystalDiskMark」(参考:窓の杜の紹介ページ) を使用して、1GBのデータで5回測定した。結果は以下のとおり。
・USB3.0での測定結果
・eSATAでの測定結果
シングルスレッドによるシーケンシャルRead/Writeの結果を比較すると、ReadでeSATAの方が僅かに速かった(USB3.0の約1.05倍)が、Writeでは両者はほとんど変わらない結果となった。Wikipediaで e-SATA と USB3.0 を見てみると以下のように記載されている。
USB 3.0は、物理的な後方互換性を保ちつつ、最大データ転送速度が5 Gbps(ただし、8ビットのデータが10ビットの信号に変換されて送られるので、実際のデータ転送速度は4 Gbps = 500 MB/sが上限)となった。
eSATA (3Gb/s) はUSB 2.0接続の5倍以上の速度で通信可能、eSATA (6Gb/s) はUSB 3.0と同程度。
理論値ではe-SATAの方が早いのかもしれないが、データ用に使用しているのがSSDではなくHDDなので、結局、HDDの転送速度で頭打ちしているようだった(インターネット上の様々な条件での測定結果を見ても、HDDでは概ね140~150MB/sが上限)。
こうなると好みの問題なのかもしれないが、SATA⇔USBの信号変換をしなくてもよいことに加え、これまで使っていて特に不自由もなかったので、継続して「eSATA」を使用していきたいと思う。
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