ユーザー定義の書式について

Excelでの有効数字の表示について

 
Excelで数字データを取り扱うとき、多くの場合は表示させる有効数字を自分で揃える必要がある。大抵は指数表示にして小数点以下の桁数を指定しておけば良いのだが、時々、指数表示せずに有効数字を3桁や4桁に揃えたいときがあるので、”セルの書式設定”のユーザー定義で設定する方法についてメモしておく。
 

「セルの書式設定」について

 
セルの書式設定では、2つまでの条件について設定することができる。たとえば、有効数字4桁で、10未満の数字は「*.***」、100未満の数字は「**.**」と表示させる場合は、セルの書式設定→ユーザー定義から以下のように設定する。

[<10]0.000;[<100]00.00;G/標準
( 条件は[ ]で指定し『;』で区切る:”条件1″;”条件2″;”それ以外” )

 
excel_cell_format_01
 
ただし、この条件で1000以上の数字を入力すると、上図のように「1000.0」と表示される。これも有効数字4桁で「1000」と表示したい場合には、『条件付き書式』で複数の条件を設定することで表示することができる。

「条件付き書式」について

 
条件付き書式を設定したいセルを選択して、「ホーム」タブの「条件付き書式」から「ルールの管理」を選択する。「新規ルール」から1000以上の場合は整数表示、100以上の場合は小数点以下第1位まで、10以上の場合は小数点以下第2位まで・・ というように任意の条件を設定して「適用」すると「条件付き書式」を設定することができる。
 
excel_cell_format_02
 
また、この「条件付き書式」の書式をコピー&ペーストする方法については、Microsoftの”Office”のページの記載のとおり、[ホーム]、[書式のコピー/貼り付け] の順にクリックし、書式を適用するセルまたはセル範囲にペイントブラシでドラッグして条件付き書式を貼り付けることができた。

 
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