ハードディスクのデフラグについて

データ用ハードディスの読み込み速度について

 
最近は、色々なソフトをPortable版に切り替えて、OSをインストールしているSSDからデータ用のHDDにアプリケーションの保存先を移行させている。これは、データ用のHDDは定期的にバックアップをとっているのと、突然PCがクラッシュしてOSを再インストールした場合でも、アプリケーションの再インストールはしなくても良くなるので、復元するのが楽になるだろうと考えてのことである。
 
PhraseExpressのLocal Phrase Fileもデータ用ドライブに入れているのだが、定型文の表示がワンテンポ遅れるのが少し気になった。そういえば、HDDのデフラグを最近やってないので、ファイルや空き領域の断片化でアクセスが遅くなっているのかもしれないと思い、デフラグの前後でデータの転送速度を測定してみることにした。

転送速度の測定(CrystalDiskMark)

 
転送速度の測定は、「CrystalDiskMark」を使用した。アプリケーションは、CrystalDiskMarkのホームページよりポータブル版をダウンロードした。
 
デフラグ前の測定結果は、以下のとおり。

hdd_01

デフラグ(ausdiskdefrag)

 
デフラグは、Auslogics Disk Defragを使用した。アプリケーションは、ホームページの中段にある以下の「Portable version」の「Download」より入手した。

hdd_02

ダウンロードした「ausdiskdefragportable.exe」を起動し、データ用HDDを選択して、「Defrag & Optimize」にてデフラグ開始。容量は3TBなのだが、所要時間は約4時間40分だった。

hdd_03

転送速度の再測定(CrystalDiskMark)

 
デフラグ後、再度CrystalDiskMarkにより測定した結果は以下のとおり。

hdd_04

連続データの転送速度は、デフラグ後に約20MB/s早くなっていた。そして何よりも、最初に気になっていたPhraseExpressの定型文の表示が早くなったことが、デフラグの効果を最も体感できたことである。

最適化まで含めると4時間以上もかかるのは少し長いのだが、今後は定期的にデフラグをしようと思う。

 
スポンサーリンク





AutoHotkeyでのマウス操作について

キーボードでのマウス操作について

 
ちょっとしたマウス操作もキーボードでできれば、ほとんどキーボードから手を離さなくてもよくなるかと思い、AutoHotkeyでマウス操作についても設定してみることにした。

AutoHotkeyの設定(マウス操作)

 
これまでのAutoHotkeyの設定では、こちらのページにあるとおり、無変換/変換キーをFnキーの代わりとして設定していた。ここで、マウス操作については、「変換キー」との同時押しで、「I(↑)」「J(←)」「K(↓)」「L(→)」「U(左クリック)」「O(右クリック)」となるように設定することにした。
コードについては、AutoHotkey Wikiのサンプルコード集をベースに以下のように設定。

vk1Csc079 & u::
Send,{LButton down}
KeyWait,u
Send,{LButton up}
Return
vk1Csc079 & o::MouseClick,right
vk1Csc079 & i::
vk1Csc079 & j::
vk1Csc079 & k::
vk1Csc079 & l::

While (GetKeyState(“vk1Csc079”, “P”))
{
if While (GetKeyState(“vk1Dsc07B”, “P”))
{
MoveX := 0, MoveY := 0
MoveY += GetKeyState(“i”, “P”) ? -10 : 0
MoveX += GetKeyState(“j”, “P”) ? -10 : 0
MoveY += GetKeyState(“k”, “P”) ? 10 : 0
MoveX += GetKeyState(“l”, “P”) ? 10 : 0
MouseMove,%MoveX%,%MoveY%,10,R ;0(fastest)-100(slowest)
Sleep,1
}
else{
MoveX := 0, MoveY := 0
MoveY += GetKeyState(“i”, “P”) ? -50 : 0
MoveX += GetKeyState(“j”, “P”) ? -50 : 0
MoveY += GetKeyState(“k”, “P”) ? 50 : 0
MoveX += GetKeyState(“l”, “P”) ? 50 : 0
MouseMove,%MoveX%,%MoveY%,10,R ;0(fastest)-100(slowest)
Sleep,1
}
Return
}
Return

ポインタの移動速度は、遅いと長距離を移動するときに時間がかかりすぎるのと、速いとクローズボタン(×)がなかなか押せなかったりしたので、if文のところで、変換キーのみ押した場合と変換・無変換キーとの同時押しの場合で、移動距離を変える設定とした。
 
設定してみた感想としては、文字の上にポインタが被っていて見づらい時などにちょっとポインタをずらしたりするのには便利なのだが、(まだ慣れないせいか) ウィンドウを移動させたりするときは、思わずマウス(トラックボール)に手が伸びてしまう。。。 もう少し使ってみて、今後も改善していきたいと思う。

 
スポンサーリンク





Pukiwiki1.5.0への移行について

Pukiwikiのバージョンアップ

 
記事「Pukiwiki (Apache, PHP) の設定について」にて、Pukiwiki環境の設定についてをメモしたのだが、ここでは、データの移行についてメモしておく。
 

1.4.7から1.5.0への移行

 
Pukiwiki1.5.0のUTF-8版への移行についてだが、Pukiwiki1.4.7はUTF-8版を使用していたので、移行の際に文字コードの変更は不要だった。最初、試しにDocumentRootをまるごとコピーしてみたのだが、正常に表示されなかったので、フォルダ単位でコピーしてちゃんと表示されるかを確認しながら、以下の手順で移行した。

①元のDocumentRootのバックアップ。
②以下のフォルダについて、以前のデータを新しいDocumentRootへ上書きコピー。
 ・「attach」フォルダの上書きコピー
 ・「backup」フォルダの上書きコピー
 ・「cache」フォルダの上書きコピー
 ・「counter」フォルダの上書きコピー
 ・「diff」フォルダの上書きコピー
 ・「trackback」フォルダの上書きコピー
 ・「wiki」フォルダの上書きコピー
 ・「image」フォルダの上書きコピー
 ・「plugin」フォルダの上書きコピー
 ・「skin」フォルダの上書きコピー
 ・「shared」フォルダのコピー
③「pukiwiki.ini.php」を上書きコピー
④「index.php」を上書きコピー

以上の操作のあと、念のためApacheサービスを再起動してブラウザで接続したところ、以前のpukiwikiが表示されることを確認した。

フォルダをコピーする際、「ファイル名が対象フォルダより長すぎてコピーできない」旨のエラーがでたものが2つほどあった。今回pukiwikiのデータをコピーする際に、「D:/~_pukiwiki_data/~_wiki_~」のようにディレクトリ名に比較的長い名前を付けていた上に、フォルダの階層が多かったのが原因だったので、「D:/wiki_data/wiki1」のようにディレクトリ名を短くしたらコピーすることができた(以前は、ドライブの直下に置いていた)。
 
最初、「image」フォルダや「plugin」フォルダをコピーしなかったのだが、Pukiwikiのタイトルロゴを変更した際の画像を入れていたり、pukiwikiで「html」を直接記述するためのプラグインを入れていたりしたので、こちらも上書きしないと正常に表示されなかった。

このPukiwikiは全くのローカル運用なので、自分でページを再閲覧しない限りエラーがでていても気付けない。今後のために、最初にコピーしておいた「バックアップ」はきちんと保存しておこうと思う。

 
スポンサーリンク





PhraseExpresssについて

辞書登録について

 
ブログを書き始めた当初は、リンクやタイトル行など、よく使うhtmlタグを「テキストファイル」に書いておいて、毎回コピーして使っていた。ある時から、「辞書登録」を利用するようになったのだが、使っているうちに、「文字数」の制限や改行できないことなどを不便に感じるようになった。AutoHotkeyを使って・・・というのも考えてみたのだが、毎回Scriptを書きなおしたりするのも大変なので、Windows向けのスニペットツールである、「Phrase Express」を使うことにした。

Phrase Expressのインストール~使用方法について

 
まだまだ登録数は少ないが、それでもこの「Phrase Express」のおかげでブログの記事を書くのも楽になったので、ここでは、インストールからその使い方までを簡単にメモしておく。

Phrase Expressのインストール

 
PhraseExpressは、こちらのページより「Download Client – Portable Edition」をクリックしてPortable版をダウンロードする。ダウンロードされたファイル「PhraseExpress_USB.zip」を解凍してできたフォルダ「PhraseExpress」を任意の場所に置く。

起動は、「PhraseExpress」フォルダにある「phraseexpress.exe」からアプリケーションを立ち上げる。自分のときは、初期起動時に「Windowsセキュリティの重要な警告」ウィンドウが立ち上がったのだが、特に問題はないので「アクセスを許可する」をクリックした。タスクバーにPhraseExpress「!」があるので、右クリックから「Edit Phrase」を選択すると編集ウィンドウが立ち上がる。

定型文の登録1

 
①編集ウィンドウの下部にある「New Phrase」をクリックして単語を登録。
②右側のDescriptionに登録名(ここでは例として「Link;」とする)を入力。
③「Phrase content」に定型文(ここでは例として『&lta href=”アドレス” style=”color:#0000ff;” target=”_blank”>リンクを張る文字&lt/a>』を入力。
④「Autotext」に定型文を呼び出すテキストを入力(ここでは、「link;」とする)。
⑤「Autotext」の隣にあるプルダウンより変換モードを選択(自分は入力した時点で変換されて欲しいので「Excute immediately」とした)。
⑥「OK」をクリックして終了。

PhraseExpress_01

これで、『link;』と入力すると、『&lta href=”アドレス” style=”color:#0000ff;” target=”_blank”>リンクを張る文字&lt/a>』が入力されるようになる。日本語入力状態でも、『ぃんk;』と入力すれば定型文が呼び出されるが、自分は、『Link;』という風に、Shiftを押しながら最初の文字を入力してローマ字表記させることにしている。

定型文の登録2

 
『Phrase content』の中で右クリックして、Macro > Date/Time > Formatted date/time > 20○○年○月○日 を選択すると、『{#datetime -f dddddd}』が表示される。これに、定型文を呼び出す『Autotext』を入力して登録すると、日時が自動入力されるようになる。

定型文の登録3

 
改行を入れて、以下の3行を登録してみる。

○日時:2016年3月11日
○場所:
○概要:

この状態で『Autotext』を入力して登録すると、半角/英数入力であればちゃんと改行されて表示されるのだが、日本語入力のまま定型文を呼び出すと、『○日時:2016年3月11日○場所:○概要:』のように1行で表示される。色々と試してみたのだが、日本語入力のまま定型文を呼び出すと、途中の「改行」が確定されないことが原因のようで、以下のように改行を2つ入れて「Phrase content」に入力すると、日本語入力のままでも3行で表示される。

○日時:2016年3月11日

○場所:

○概要:

ただし、これを半角/英数入力で呼び出すと1行ずつ途中に改行が入るのだが、自分はこうした定型文を呼び出すときのベースは日本語入力モードにしているので、この状態でも特に不都合はない。この「改行」については、定型文の種類と用途に応じて、設定しておくのがとよいと思った。

Clipboard Cache

 
「Edit phrases」の編集ウィンドウにある「Clipboard Cache」はdefaultで20までClipboardの内容をキャッシュしている。たとえば、このHotkeyにCtrl, Shift, Vを割り当てておくと、Clipboardからペーストする際に「Ctrl+Shift+V」を押下するだけで、過去20件のClipboardの内容から選択して張り付けることができる。あまり使用しないか・・・ とも思ったのだが、使い始めると、手が勝手にClipboardCacheを呼び出して選択するようになっていた。。。

その他

 
日本語入力で定型文を呼び出した際に、文字が確定されない場合があった。これも、前述の「改行」と同じで、「Phrase content」の最後に改行を入れてやることで、定型文が確定されて表示されるようになる。

この「PhraseExpress」はインストール不要なので、最近では (セキュリティ上アプリケーションをインストールできない) 職場のPCでも使用している。職場と自宅で同じ定型文を使用しているので、本当はクラウド上のデータを読み込むようにしたいのだが、会社ではクラウドが使用できないのが本当にもどかしい・・・。

 
スポンサーリンク





Claunch(ランチャーアプリ)について

ランチャーアプリについて

 
アプリケーションのランチャーには、以前より「Claunch」を使用しているのだが、以下にその設定等についてメモしておく。

Claunchのダウンロード

 
Claunchは、公式サイトよりダウンロードする。自分の場合は、入手した「cl~.exe」をインストールせずに、実行ファイルを解凍して出来たフォルダを「Claunch」にリネームし、任意のディレクトリに置いて使用している。

Claunchの実行とスキンについて

 
Claunchを実行するときは、先ほどのフォルダ内にある「Claunch.exe」をダブルクリックするだけである。ショートカットを「スタートメニュー」に入れて、次回起動時より自動でClaunchが立ち上がるようにしておく。
 
Claunchはスキンを設定することができるので、自分は、こちらのページから『acrylicPlate [black]』をダウンロードして使用させて頂いている。スキンの当て方は、ダウンロードしたzipファイルを、先ほどのフォルダの中にある「skin」フォルダに入れ、タスクバーにあるClaunch(田)を右クリック→スキンから「acrylicPlate [black]」を選択して適用させる。

Claunchの設定

 
アプリケーションの登録は、デスクトップ上の何もないところでダブルクリックするとClaunchが起動するので、その状態で右上にある「Lock」から画面を固定しておき、あとは、アプリケーションの実行ファイルをドラッグ&ドロップすると登録できる。

フォルダを登録する際は、設定したい場所で右クリックして「アイテム登録」を選択後、「フォルダ参照」から任意のフォルダを選択する。フォルダ登録後は、アイコンの上で右クリック→プロパティから分かりやすい「名前」に変更している(Defaultで登録してある「コンピュータ」もプロパティから表示方法を「開く」に指定することもできる)。

Claunch上で右クリックしてオプションを開き、「エッジ」タブからカーソルをデスクトップのコーナー(エッジ)に移動させたときの動作を設定できる。自分は、スタートメニューのある左下以外の3つのエッジにClaunchの表示を設定し、「マウスボタン押下中のみ表示」のチェックを外している。これは、全画面表示で作業している時など、カーソルをコーナーに移動させるだけでランチャーが立ち上がるので便利である。

あとは、「デザイン1」~「デザイン3」でアイコンサイズやフォントを変更すれば、大まかな設定は終わり。

スタートメニューに登録されないPortable版のアプリケーションや、よく使用する(ローカルまたはネットワーク上の)フォルダを「マイコンピュータ」から開かなくても良いので、非常に重宝している。

 
スポンサーリンク