動画再生ソフト
つい最近まで、動画の再生には「MPC-BE」を使用していたのだが、あるとき、isoファイルを再生しようとすると読み込めないときがあった。原因は、一時的に仮想ドライブを解除していたためだったのだが、改めて見てみると、*.isoをMPC-BEに関連づけていても、isoファイルをダブルクリックすると仮想ドライブにマウントされて再生していた。やはり、マウントせずに直接再生できるソフトがいいと思い、昔使っていた「VLC Player」に乗り換えることにした。
VLC Playerについて
過去にVLC PlayerからMPC-BEへ乗り換えた理由の一つが、VLCのデフォルトスキンがあまり気に入らなかったことだった。
そこで、今回は色々と手を加えてみることにした。以下、ダウンロード~スキン等の設定についての簡単なメモ。
VLC Media Player Portableのダウンロード
VLC Media Player Portable は、こちらのページよりダウンロードした。ダウンロードした実行ファイルを任意の場所にインストールするとフォルダ「VLCPortable」が生成する。起動は、フォルダ内にある「VLCPortable.exe」をダブルクリックするのみ。
スキンの設定
最初に起動したときのDefault skinは、以下のとおり。
これに自分の好きなSkinを適用する。Google等でVLCのskinを検索すると多数ヒットするのだが、今回は、こちらのページから、「eDark-Evolution(VLC Skin)」をダウンロードした。
ダウンロードした「~.zip」ファイルを解凍すると、中にskinファイル「eDark_Evolution.vlt」があるので、これをVLCPortable>App>vlc>skinsの中に入れる(後で自分で選択するのでどこでも良い)。
「VLCメディアプレイヤー」を起動させた状態で、画面上で、「右クリック」>「ツール」>「設定」>「インターフェース」タブを開くと、『ルックアンドフィール』というところに『カスタムスキンを使用』の項目があるので、これにチェックを入れる。『選択』から先ほどの「eDark_Evolution.vlt」を選択して『保存』した後、VLCメディアプレイヤーを再起動すると、MPC-BEのようにシンプルなスキンでVLCが起動する。
日本語表示(文字化け)の修正等について
使い始めると、いくつかの点に気付いた。1つは、Playlistを開けると日本語が文字化けしていること。そして、日本語のファイル名の動画を再生すると、画面上に同じく文字化けしたファイル名が表示された。また、このスキン自体は「黒」を基調としたシンプルなデザインでとても気にいっているのだが、少しシークバーが見づらい。これらを修正できないものかと色々探していたところ、こちらのサイト『vlcスキン(skin)の文字化けをなおす。』にvltファイルを解凍してxmlファイルを修正する方法が記載されていたので、参考にさせて頂いて自分でもカスタマイズすることにした。
①「eDark_Evolution.vlt」を解凍する。
② ①で生成したファイル「eDark_Evolution」を再度解凍する。
③「C:\Windows\Fonts」の中にあるフォント(ここでは「メイリオ」を選択)を②の解凍したフォルダにコピーする。
④ ②の中にある「theme.xml」をエディタで開き、以下の「Font」部分を修正する。
<!–<Font id=”DroidSans-Bold” file=”DroidSans-Bold.ttf” size=”14″/>–>
<Font file=”meiryob.ttc” id=”Meiryo-Bold” size=”14″/>
<!–<Font id=”DroidSans” file=”DroidSans.ttf” size=”8″/>–>
<Font file=”meiryo.ttc” id=”Meiryo” size=”8″/><!–<Font id=”DroidSans-Bold_45″ file=”DroidSans-Bold.ttf”/>–>
<Font file=”meiryob.ttc” id=”Meiryo-Bold_45″/><!–<Font id=”DroidSans-Bold_65″ file=”DroidSans-Bold.ttf” size=”11″/>–>
<Font file=”meiryob.ttc” id=”Meiryo-Bold_65″ size=”11″/><!–<Font id=”DroidSans-Bold_116″ file=”DroidSans-Bold.ttf” size=”7″/>–>
<Font file=”meiryob.ttc” id=”Meiryo-Bold_116″ size=”7″/>(以下は、上で定義したフォントに書き変えた箇所)
<Text id=”playingshadow” width=”200″ y=”7″ x=”9″ color=”#010101″ font=”Meiryo-Bold_45″ text=”$N”/>
<Text id=”playing” width=”200″ y=”6″ x=”9″ color=”#E2E2E2″ font=”Meiryo-Bold_45″ text=”$N”/><Text id=”mtime” width=”30″ y=”1″ x=”3″ rightbottom=”leftbottom” lefttop=”leftbottom” color=”#C1C1C1″ font=”Meiryo-Bold_116″ text=”$T”/>
<Text id=”mtime2″ width=”30″ y=”1″ x=”591″ rightbottom=”rightbottom” lefttop=”rightbottom” color=”#C1C1C1″ font=”Meiryo-Bold_116″ text=”$T” alignment=”right”/>
-<Playtree id=”playtree” width=”250″ height=”185″ rightbottom=”rightbottom” font=”Meiryo-Bold_65″ closedimage=”Playlist_expand” openimage=”Playlist_collapse” itemimage=”Playlist_item” playcolor=”#1D1D1D” selcolor=”#A6C3F2″
<Text id=”stitle” width=”159″ y=”8″ x=”42″ rightbottom=”righttop” font=”Meiryo-Bold_45″ text=”$N” alignment=”center”/>
<Text id=”stitle2″ width=”159″ y=”9″ x=”42″ rightbottom=”righttop” color=”#D1D1D1″ font=”Meiryo-Bold_45″ text=”$N” alignment=”center”/>
<Text id=”s_time” width=”30″ y=”43″ x=”5″ rightbottom=”leftbottom” lefttop=”leftbottom” color=”#CBCBCB” font=”Meiryo-Bold_116″ text=”$T”/>
<Text id=”s_time2″ width=”30″ y=”43″ x=”192″ rightbottom=”rightbottom” lefttop=”rightbottom” color=”#CBCBCB” font=”Meiryo-Bold_116″ text=”$D” alignment=”right”/>
⑤ ②で生成したフォルダにある「time_gripper.png」をgimpなどで編集して適当に色をつける。
⑥ ②のフォルダごとzipで圧縮してリネームし、拡張子をvltに変更する(ここでは、「eDark_Evolution_ja.vlt」とした)。
⑦ ⑥で修正したskinファイルをVLC Playerで選択して再起動する。
以上で、Playlistの文字化けは修正される。あとは、[設定]-[字幕とOSD]-[字幕の効果]-[フォント]で[Meirio-UI」を選択すると、VLC Player上に表示される日本語ファイル名の文字化けも解消された(最初は「メイリオ」を選択したのだが文字化けしたままだった)。
一通りカスタマイズを終えたVLCは以下のとおり。
(参考までに、eDark_Evolution_ja.vlt(zipファイルを解凍) を保存しておく。)
少し手を加えただけなのだが、自分でカスタマイズしたと思うと不思議と愛着(?)が湧いてくるもので、これからしばらく VLC Media Player を使ってみようと思う。
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