辞書登録について
ブログを書き始めた当初は、リンクやタイトル行など、よく使うhtmlタグを「テキストファイル」に書いておいて、毎回コピーして使っていた。ある時から、「辞書登録」を利用するようになったのだが、使っているうちに、「文字数」の制限や改行できないことなどを不便に感じるようになった。AutoHotkeyを使って・・・というのも考えてみたのだが、毎回Scriptを書きなおしたりするのも大変なので、Windows向けのスニペットツールである、「Phrase Express」を使うことにした。
Phrase Expressのインストール~使用方法について
まだまだ登録数は少ないが、それでもこの「Phrase Express」のおかげでブログの記事を書くのも楽になったので、ここでは、インストールからその使い方までを簡単にメモしておく。
Phrase Expressのインストール
PhraseExpressは、こちらのページより「Download Client – Portable Edition」をクリックしてPortable版をダウンロードする。ダウンロードされたファイル「PhraseExpress_USB.zip」を解凍してできたフォルダ「PhraseExpress」を任意の場所に置く。
起動は、「PhraseExpress」フォルダにある「phraseexpress.exe」からアプリケーションを立ち上げる。自分のときは、初期起動時に「Windowsセキュリティの重要な警告」ウィンドウが立ち上がったのだが、特に問題はないので「アクセスを許可する」をクリックした。タスクバーにPhraseExpress「!」があるので、右クリックから「Edit Phrase」を選択すると編集ウィンドウが立ち上がる。
定型文の登録1
①編集ウィンドウの下部にある「New Phrase」をクリックして単語を登録。
②右側のDescriptionに登録名(ここでは例として「Link;」とする)を入力。
③「Phrase content」に定型文(ここでは例として『<a href=”アドレス” style=”color:#0000ff;” target=”_blank”>リンクを張る文字</a>』を入力。
④「Autotext」に定型文を呼び出すテキストを入力(ここでは、「link;」とする)。
⑤「Autotext」の隣にあるプルダウンより変換モードを選択(自分は入力した時点で変換されて欲しいので「Excute immediately」とした)。
⑥「OK」をクリックして終了。
これで、『link;』と入力すると、『<a href=”アドレス” style=”color:#0000ff;” target=”_blank”>リンクを張る文字</a>』が入力されるようになる。日本語入力状態でも、『ぃんk;』と入力すれば定型文が呼び出されるが、自分は、『Link;』という風に、Shiftを押しながら最初の文字を入力してローマ字表記させることにしている。
定型文の登録2
『Phrase content』の中で右クリックして、Macro > Date/Time > Formatted date/time > 20○○年○月○日 を選択すると、『{#datetime -f dddddd}』が表示される。これに、定型文を呼び出す『Autotext』を入力して登録すると、日時が自動入力されるようになる。
定型文の登録3
改行を入れて、以下の3行を登録してみる。
○日時:2016年3月11日
○場所:
○概要:
この状態で『Autotext』を入力して登録すると、半角/英数入力であればちゃんと改行されて表示されるのだが、日本語入力のまま定型文を呼び出すと、『○日時:2016年3月11日○場所:○概要:』のように1行で表示される。色々と試してみたのだが、日本語入力のまま定型文を呼び出すと、途中の「改行」が確定されないことが原因のようで、以下のように改行を2つ入れて「Phrase content」に入力すると、日本語入力のままでも3行で表示される。
○日時:2016年3月11日
○場所:
○概要:
ただし、これを半角/英数入力で呼び出すと1行ずつ途中に改行が入るのだが、自分はこうした定型文を呼び出すときのベースは日本語入力モードにしているので、この状態でも特に不都合はない。この「改行」については、定型文の種類と用途に応じて、設定しておくのがとよいと思った。
Clipboard Cache
「Edit phrases」の編集ウィンドウにある「Clipboard Cache」はdefaultで20までClipboardの内容をキャッシュしている。たとえば、このHotkeyにCtrl, Shift, Vを割り当てておくと、Clipboardからペーストする際に「Ctrl+Shift+V」を押下するだけで、過去20件のClipboardの内容から選択して張り付けることができる。あまり使用しないか・・・ とも思ったのだが、使い始めると、手が勝手にClipboardCacheを呼び出して選択するようになっていた。。。
その他
日本語入力で定型文を呼び出した際に、文字が確定されない場合があった。これも、前述の「改行」と同じで、「Phrase content」の最後に改行を入れてやることで、定型文が確定されて表示されるようになる。
この「PhraseExpress」はインストール不要なので、最近では (セキュリティ上アプリケーションをインストールできない) 職場のPCでも使用している。職場と自宅で同じ定型文を使用しているので、本当はクラウド上のデータを読み込むようにしたいのだが、会社ではクラウドが使用できないのが本当にもどかしい・・・。
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